店舗装飾・空間演出におけるディスプレイの重要性
ディスプレイは見た目が9割
目に入った最初の数秒が勝負
数ある街中の路面店や商業施設内のテナントのなかで、ひときわ目を引くサイン&ディスプレイによる店舗装飾。または、広大なイベント・展示会場でなぜか印象に残る空間演出。皆さんの頭のなかにも、これまでの体験で思い浮かんだ特徴的な事例があったのではないでしょうか?
他店舗・他社ブースに負けない集客を達成するためには、まずは通行人の「目を引く」演出が、必要不可欠です。「人は見た目が9割」という、2005年に発売されたベストセラー書籍をご存じでしょうか? 著者・竹内一郎氏によると、人間の印象の大部分は見た目や表情、態度などの雰囲気によって決まるそうです。言語よりも、最初の数秒で「どう見えるか」が重要。外見を整えるのは、「自分をどう表現するかの手段」であり、「中身を伝わりやすくする技術」であり、「どう見られたいか」を意識すれば、自ずと他人の反応も変わっていく。要約すると、このように書かれています。
サイン&ディスプレイや空間演出にも、ほぼ同じことが言えます。まずは好印象を持ってもらうのが、集客の第一歩。そういう意味では、単に華美な装飾・演出にすれば良いというわけではありません。重要なのは「見た目の華やかさ」ではなく、いかに興味を持ってもらえるか。サイン&ディスプレイによる店舗装飾・空間演出は、企業側のメッセージを伝えるための重要なコミュニケーション手段なのです。
なるほどー。目立つだけじゃダメなんだね。
可能性は無限大
ブランディングやイベント認知にも貢献
さて、ではどうすれば印象に残るものが生まれるのでしょうか?例えば店舗の施設名サインをはじめ、入口周りを構成するさまざまな要素は、「認知を広げる」効果はもちろん、通行人や来場者の視線を自然に誘導し、足を止めてもらうための「きっかけ」として機能します。また、ユニークな演出によっては、SNS投稿や写真撮影など、二次的な拡散効果にもつながる可能性があります。そのために最も重要となるのが、「店舗までの導線確保」と、「アイキャッチによる演出」です。
いくつか、特徴的な事例を紹介しましょう。まず、シンプルに分かりやすく通行人に訴えかける演出として挙げたいのが、神奈川・箱根町の水着で遊べる温泉施設「ユネッサン」で2024年8月に展開された期間限定イベントです。 【詳細】これは、日清食品の主力製品「日清焼そばU.F.O.」とコラボレーションした風呂の入り口。メーカーと共同開発したオリジナル入浴剤を使用し、真っ黒な“ぶっ濃い濃厚ソースの香り”のするお風呂を楽しめます。最初に見た時のインパクトを重視した、思わず目に入ってしまう演出が印象的です。
ちなみに、この事例は、「日清焼そばU.F.O.」公式Xアカウントで計7.8万件以上のいいねを獲得。このように、見た目のアイデアによって別の話題をつくれるのは面白いですね。
また、一目で何屋か分かるランドマーク的なアイキャッチも重要になります。こちらは、2025年5月に東京・代官山でオープンした「ランディーズドーナツ」。【詳細】ロサンゼルスで大人気となっているドーナツ店の国内1号店で、それが誰にでも伝わるように、大きなディスプレイを店先に設置しています。
さらには、統一感のある空間演出を行い、ブランドイメージを強化する取り組みもお勧めです。チーズ菓子ブランド「BAKE CHEESE TART」では、グランスタ丸の内、大阪髙島屋、天神地下街、EQUiA 北千住の4店舗に対して異なるディスプレイを製作。【詳細】いずれもチーズが多様な形に変化する様子を、流動的で重力を感じさせる造形で空間に落とし込み、ブランドの世界観を表現しています。
また、装飾をガラッと変えて、イベントの認知を広げる方法もあります。例えばユニクロでは、JR池袋駅中央1改札内店やJR新大阪店をはじめとする駅構内の8店舗で、太陽の日差しをイメージした外装の「黄色いユニクロ」を展開。【詳細】内5店舗では、紫外線に反応すると紫に色が変わるマネキンや紫外線ライトを設置し、UVカットアイテムの有用性を訴求しました。
ダイナミックな演出の中にもメッセージがあるんだね!
少しのプラスαでも効果絶大
簡単に視線誘導できるお勧めアイテムを紹介
ここまでは、話題をつくった事例の紹介を通して、印象に残るための具体的な方法に注目してきました。しかし、予算に限りがあったり、人員や場所的な制約だったりで、なかなか思うような演出を行えない場合も少なくありません。U.F.O.の事例のようにアイデアそのものが奇抜だったり、ユニクロのように空間演出全体に力を注げるようなケースは稀。「できればお手軽に通行人の印象に残りたい」と思うのが本音です。
そんな現場目線での願望を叶えたい時にこそ、当社の製品が役に立ちます。皆さんのサイン&ディスプレイや空間演出にプラスαの機能性を加え、前述した事例たちにも負けない“興味を引く”アイキャッチを実現してみせましょう!
まずは、恐竜ロボットシリーズ!
インターコスモスでは大迫力の恐竜ロボットのレンタル・販売のラインナップも用意しています。時代を問わず人気コンテンツであり続ける「恐竜」は、子供だけではなく大人にも根強い人気を誇り、集客効果の高いツールであるとともに記憶に残るツールとしても有効です。
動く、吠える、乗れる!恐竜ロボットには様々なバリエーションがあり、憧れの恐竜を間近で感じられることができる体験型のディスプレイとして各種イベントでご活用いただけます。
わぁ~い!!!恐竜だ!!!!!
そんな集客の目玉になりうるディスプレイの前には人だかりができることも珍しくありません。混雑や事故を防止するために「導線確保」は必須となることでしょう。
そこで「導線確保」を実現できる商材として挙げるのが、ベルトパーテーションポールに付けるだけで、案内サインや広告スペースに早変わりする「パーテーションスクリーン1200」です。入り口やレジなどへの導線づくりに加え、広告・案内表示を兼ね備えたビジュアル訴求が可能になります。
組み立ては、別売りのベルトパーテーションにパーテーションスクリーン1200を差し込み、グラフィックを引き出すだけ。工具不要の簡単設計で撤去も容易な上、ロールタイプで収納時にもかさばりません。加えて、最大4方向に同時設置可能。グラフィックの裏表を別々のデザインにすれば、訴求力はさらに2倍になります。イベント、店頭、病院、市役所、空港、美術館、公共施設など、シーンを選ばず採用されているアイテムです。
広告訴求に加えて導線案内もできるなら、空港やイベントなんかの人の並ぶ場所で大活躍だね!
さらにもう1点、効果的なアイキャッチを実現するアイテムとして、受付カウンターとしての機能を持ち、映像や光の演出を行える「LEDクイックカウンター」を紹介します。たった5秒で立ち上がる、設置がとても簡単なディスプレイです。同製品は、横幅130㎜の専用収納ケース付きで持ち運びも楽々かつ、内照式なので暗い場所でも視認性を損なわない演出が可能。さらに特殊なストレッチ素材なので、収納してもメディアがしわにならず、何度でも繰り返し利用できるのもポイントです。
5秒っ!?か、簡単すぎる!!
ここまで、より良い空間演出に向けたアイキャッチの重要性についてお話してきましたが、いかがだったでしょうか? 繰り返しになりますが、装飾や演出は、ただ“飾る”ものではなく、企業やブランドの「想いを伝える表現手段」です。アイキャッチから始まりメッセージの訴求に至るまで、有効なディスプレイを採用することが装飾の基本になります。当社としても、今後はより多様な現場事例や活用方法を紹介し、効果的な演出を提案していきたいと考えています。そのためのお手伝いができれば、幸いです。
※店舗・ディスプレイ装飾に関するご相談については、下記へお問い合わせください





